Skool Luv Affair (Boy in luv)

 

うかうかしてたら2021年も3月だし、いつの間にかProduce101 Japan Season2の投票が始まって終わっちゃったけどみんな元気にしてる?私は村松のYoungに心奪われ、堀くんの丁寧でブレないダンスに惚れつつ、ジェリピのキヨキヨちゃん*1に似てる小林くんを応援したくなって、佐久間くんの出勤姿が昔のキムジェウクっぽくて笑いながら、平本くんの置きに来るようなラップが好きで、後藤くんの上品さに古賀くんを覚えながら、ソクジンJAPANこと佐野くんになびきつつ、すでに投票を終え立派な国民プロデューサー2期目に突入といった生活を送っています。本放送4月からて……ていうか本放送前に60人に減っちゃうってどういうこと……??……ハッ羽生田のあむたんが中国のプデュでモニカを歌って……?あのバレエが上手い長身の中国人練習生は誰……名前が全然読めない……

……ってな感じで前回の日プで懲りたことをさっぱり忘れ、再度プデュの沼で溺死しようとしてる自分は全く救いようがないけどオタクって本当に楽しいよね!!!!!の気持ちで防弾少年団さんの過去活動漁りの続きやっていくよ~!ハマれる沼は多い方が楽しいからドーーン!!!!

 

f:id:xx_2kaido_xx:20210211193240p:plain

「No more dream」「N.O」で10代の夢と幸せについて考えてきた少年団の皆さん、学校3部作の最終章として「恋」というテーマに取り組む。表題曲の「サンナムジャ(男の中の男)」は、好きな相手に恋心を翻弄されてイライラを隠せない思春期男子の心情を現したような一曲。今まではHIPHOPリスナーのことを視野に入れタイトル曲でもブラックミュージックの色味を強く出そうとしていた少年団でしたが、それゆえに大衆からの反応は薄いように感じていた。今回は大衆の人々にも興味を持ってもらえるように、耳に馴染みが良くすぐ真似ができるようなフックソングを、という考えから制作された楽曲のようです*2

アルバムレビュー動画の中でユンギヒョンも語っているけど*3、「サンナムジャ」というタイトルは楽曲が出来上がったあと、RMさんやユンギヒョンが「サンナムジャというタイトルにしたい」と強く主張したことでタイトルに決定したとか。2014年1月のGolden disc awardで少女時代のメンバーがMCで彼らのことを「男の中の男のようなスタイルが良い」と紹介したことが切っ掛けであるとカムバショーケースで答えている*4。うん……サンナムジャというタイトルにこだわったのは、あのディス事件で言われたことを意識してのものだったりするのかな……と勘繰ってしまった。歌詞を読んでも、タイトルにわざわざマッチョさを感じさせる言葉を入れる必要があったのか、よくわからない。でも真正面から「俺たちアイドルですけど男らしさ、あるんで!」みたいな敢えての表現をわざわざするかなぁ?とも思うし……っていう疑問は取り敢えず置いといて、サンナムジャのMV見ていこうね。

 

サンナムジャという楽曲は当時から知ってたけどMVをちゃんと見たことがなかったから、突如発生するソクジンの壁ドンにめちゃくちゃときめいてしまって無理でした。年下メンバーからぎこちないだのなんだの言われてた男が、女子の肩を掴んでロッカーにドンですよ。女子を反転させる時、「しょうがねぇな」って感じのカースト上位男子の顔してて本当に無理でした。ソクジンそんな顔もできるんだ……(トゥンク)。……などとドキドキしつつも、全体的にメンバーの挙動がかっこいいと言うより危害を加えてきそうで別のドキドキが生まれてしまいました。サンナムジャの世界線での学園生活は遠慮したいな……。

 

サンナムジャ活動終了して後続曲での活動を開始し始めたあたりに、中国での歌謡祭(授賞式?)に参加した少年団のほぼ定点に近い動画に出会ったので貼っておく。プラクティス動画とは異なる上方からの角度、そしてカメラに映るのはスーツ姿でキレキレに踊る少年団の皆さん。ありがとう、良い動画です。黒いスーツに赤いスニーカーがピリリと効いたスタイリングがラブいね。

f:id:xx_2kaido_xx:20210219215444j:plain

キムテヒョンくんのおかげで板書ができない

サンナムジャを見てると、どうしてもブイさんの話がしたくなる。前回のカムバックからたった数ヵ月たらずのうちに顔が少し大人びて、綺麗な男の子へと変化したブイさん。今まではオーバーサイズでカジュアルな衣装が多かったこともあって、タイトな制服に身を包んだ時の洗練され具合がえぐい。オレンジ色の髪にたれ目のスモーキーメイクがかわいいし、変形の学ラン衣装もとってもよく似合っている。

フック部分でセンターに立つブイさんは威圧的な表情を見せることでサンナムジャを体現するパフォーマンスが多かった、んだけれども、グッバイステージ周辺になるとコンセプトとか放棄してニコニコしながら好き勝手し始めてた。ハートを飛ばしたり、弓矢を撃ってみたり*5、謎のポーズキメてみたり*6。グッバイステージで続々とハートを飛ばすメンバーたちも可愛いのでぜひ見てください*7。ジョングクは最後まで忠実に渋い顔してます。

f:id:xx_2kaido_xx:20210211180201j:plain

見守りはするが喧嘩を止める気はない少年団の皆さん

公式から出てる良い写真が見つからなくてこれで我慢なんだけど、ヤンコチが睨みあってんの最高に好き。ヤンコチはこうでないとね!!!!ユンギヒョンにはジョングクを崖から突き落としてほしい(ヤンコチをライオンの親子か何かだと思っている人の発想)。  

ヤンコチのことは食卓に置いといて音源の話しようね。今回の音盤は制作期間が短くって、2013年末に虫垂炎で入院していたユンギヒョン*8は病室での制作作業を余儀なくされていたとか。BigHitのPDであるSlow Rabbitさんと「Tomorrow」の制作作業を進行している途中、虫垂炎になり入院。けれども、休み続けるわけにはいかず病室で歌詞を書いたという。そんな状況下で自分の夢と現状と正面切って睨み合うような楽曲仕上げちゃうユンギヒョン、エモーショナルすぎません?エモいって言葉使うの好きじゃないんだけど、エモすぎんか???ユンギヒョンには臥薪嘗胆とか、肉を切らせて骨を断つって言葉が似合いすぎる、すっごいかっこいい。来世ではどうか俺のヒョンになってほしい。頼む、頼む来世で……来世でいいから……。

そんで「BTS Cypher PT.2:Triptych」なんですけどもう、「サンナムジャってタイトル、あの事件のこと引き摺ってません?」とかヘラヘラ言ってた私は床に頭擦り付けて謝るしかないと思った。サンナムジャってタイトルつけたのは、まさかこれを聴かせる為の誘導だった……?(名探偵)歌詞を書く時間が限られていて数日で歌詞を仕上げたらしいのだけど*9、時間なかろうがこれだけ煽り満載の熱い言葉たちを練ってくるラップラインかっこよすぎる……。頼むから俺のヒョンになってほしい。来世でラップ志望のBighit練習生やるって決めてるんで、どうか来世でヒョンになってほしい……なにとぞ……ジョングクが使う日本語ことなにとぞ……*10

f:id:xx_2kaido_xx:20210228195257j:plain

一列に並ぶことができる少年団の皆さん

前作の「Outro:Luv in skool」と繋がっている「Intro:Skool luv affair」は2019年リリースのRMさんソロ「Intro:Persona」にサンプリングされているので耳に新しい感じもありつつ、「Where you from」は聞き進めていくとユンギオッパとホソギに取り合われる女としての自我が芽生え「待って!!!??」とか夜中に大声あげるオタク妖怪が爆誕してしまったし、「Just one day」のこと地味だなと思ってたけど聴けば聴くほどスルメ曲でラブだし、「Skit:Soulmate」ではパンPDの肉声入っちゃうしでなんとも内容の多い作品になってる。内容の多い、と言えば昨年再販された「Skool  luv  affair Special Addition」のDVD2枚もカムバックショーケースのライブ映像とインタビューやビハインド映像が収録されていて大変ボリューミーな内容だった。まだライブ経験は少なかっただろうに当時からすでにライブつよつよ少年団で感心してしまった。

 

そして、RMさん出演の「サガジショー」見ました。テナムヒョプのメンバーたちとの肩の力を抜いた会話シーンがあり、少年団と一緒にいる時とは違うテンションのキムナムジュンを見ることが出来て新鮮だった。共にHIPHOPをやる為に練習生として過ごしていた仲間だからこそ、アイドルになったRMさんの所業をからかいつつも、アイドルとHIPHOP、メジャーとアンダーの間で批判を受け、揺れるRMさんの気持ちを理解しつつ心配するような雰囲気があった。Skool luv affair Sperial Editionのインタビューの中で、RMさんは思い出に残っていることとして「候補生たちが去って行ったこと」を挙げていて、やはり彼らと進む道が分かれてしまったことで少なからず心を痛めたんだろうなぁと……。しかし選んだ道は違うけれど、分かり合える仲間には変わりないのだろうなと映像を見て思った。

前回のブログ記事に貼った動画内でも触れられているように、サガジショーは主に「アイドルではあるがHIPHOPを続けているものの未だHIPHOPリスナーに受け入れられていないRMさんの現状」に焦点を当てたもので、RMさんの身近にいる人々(防弾少年団のメンバー、元練習生でHIPHOPを続けるクルーの仲間、パンPD)の視点から彼を紐解き、HIPHOPとアイドルの間で揺れ動くRMさんに迫るという内容だった。

デビュー1周年記念のミックステープについて、どのような楽曲にする予定かと問われ、自嘲的な歌詞を書こうとしていると言ったRMさん。それを聞いたパンPDは「情けなく見えない?いつも自信に満ちた歌詞より自分をあざけるような……“攻撃してくる人はいるけど大丈夫”こんな内容ばかりでも、被害者意識みたいで。」と指摘。あの騒動後にアップロードした「TOO MATCH」が自嘲を多く含んだ内容で、自己批判にも溢れていたんだよね。アイドルとHIPHOPの狭間でボロボロになって自信を失くしてしまったRMさんが見えてしまった。

候補生たちを送り出し悩みながらもアイドルとして世に出ることをRMさんは選んだわけだけど、アイドルになったことで得たメリットもあるとサガジショーの中で語っている。だからこそ、パンPDとしても私としても(!?)RMさんにはずっと「自覚あります」のポーズを取り続けられるより、もうその先に進んでほしいと思った。だからサガジショーの為に書き下ろしたラップの歌詞を見た時に、心の霧が少し晴れたのかなって嬉しくなった。自分を嘲ることなく、自分自身そのままをドンと前に出してきたような言葉が続いていたから。

 

이렇게 두 개의 삶을 산다는 건

남들은 다 한 번 사는 인생을 난 두 번이나 산다는 것

만 명이 넘는 무대에 설 수 있는 랩퍼가

과연 이 대한민국 바닥에 몇 명이나 되려나

난 랩으로 유명해지겠단 꿈을 이룰 거야

다시 누군가의 꿈이 될 거야

 

こうやって2つの人生を生きるっていうのは

他の人はみんな一度きりの人生を僕は二度も生きるってこと

1万人を超えるステージに立てるラッパーが

果たしてこの大韓民国の底に何人いるのか

僕はラップで有名になるという夢を叶える

また誰かの夢になる

そうなんだよ~!メジャーとアンダー、アイドルとHIPHOP、どちらの世界も知っていることは強みだし、ふたつの道を行くことは誰にでも選べる道じゃないんだよ~!それに伴った悩みも大きいのは事実だけど、それで得られることやフィードバックできることもあるからね。この歌詞を書き上げた数年後に、1万人を超えるステージに立つ人間へと上り詰め世界的な存在になっているRMさんすごいよ……。RMさんの背中を追いかけている人は、韓国内に留まらず世界中にいると思う。この有言実行具合とんでもないな……。

アイドルがHIPHOPを真正面からやろうとする異質な存在として、当時は良くも悪くも反応が多かったと思うんだけど、それらに押し潰されそうになりながらもアイドルを辞めることなくここまで走り続けてくれて感謝しかないよ。当時のインタビューで「ファンとは人と人として接したい」と話しているのを見た時に、そりゃ君はここまでの存在になるよな、といたく感心したし、出来るだけ誠実でいようとする姿がいつも眩しくて、憧れてしまう部分なんだよね。だから来世では俺のヒョンになってね、よろしくだよ(最悪のまとめ)。

 

 

最後にこれを貼っておこうね。 クソデカ感情にならざるを得ない、新旧推しグループのラッパーたちによる競演。当時もこの動画見てたけど、まさか自分が6年後に防弾少年団に熱狂する人生を歩むとは思ってなかったよ。

RMさんと体格がほぼ互角なチェジュノンのビッグベイビーぶりを見て。ジョングクの一個上だからジェロさんも当時はまだ高校生なのにこの堂々としたステージング。刮目してください全オタク、デビュー当時からスキルフルな少年だったチェジュノン*11。後ろでデカい顔してるバンヨングクがラブすぎてもはや笑ってしまった(それは本当にラブなのか)。

たぷどのキドさんを見つめてニコニコしてるRMさんいるけど、キドさんもBighitの元練習生なんだよね。グループを越えて同じステージに立つの、感慨深かっただろうな。たぷどはArarioもいいけどアニーが大好きなので、必聴くださいオタクたち*12

 

まとめ

f:id:xx_2kaido_xx:20210306200342j:plain

やっぱりマンネに操られている少年団の皆さん

いや~かれこれ数か月間に渡ってサンナムジャの活動追ってたので、何が言いたいのかよくわかんなくなってまとめるの大変でした。やっぱりその時発生したクソデカ感情はその時に言葉にして処理しないとだめだねぇ。その時その時の興奮や気持ちの昂りを大事にしていきたいものです。

次回は後続曲であるハルマンの活動について書く予定です。早く青春3部作に辿り着きたい気持ちで今年も頑張って行こうと思います(今更新年の抱負)。オタクはね、好奇心が強すぎてやりたいことだらけなの。色んなことに手を出してしまうから、全部中途半端なの……そんな生活はやめたいの……けれどもね、4月になれば日プの配信が始まってしまうの。だから、恐らくこのブログはまたプデュブログになってしまうの……。プデュが始まったらブログを書くのは義務だし、恐らくこのブログ覗きに来る人の中にはそれを待っている人もいる気がするので……あくまで気がするだけですけど……。ということで3月中にハルマン終わらすぞ~♡俺は約束を破るタイプのブロガーだけど終わらすぞ~♡♡

*1:プエクに参加してたジェリピのウタウマくんのことだよ。今なにしてるんだろうね。元気にしてるといいな。

*2:

www.ize.co.kr

*3:

*4:

news.kstyle.com

*5:

少年は残酷な弓を射るってことかな?(絶対に違うよ)この色のブレザー好き~。

*6:

一番初めのポーズ本当に何がしたいのかわからなくて困る。

*7:

ブイさんチョッキ着てたんだ……!ってなるやつ。RMさんのハート……んんっ(トゥンク)ってなっちゃう。

*8:

news.kstyle.com

入院したユンギヒョンはくまになってアイドル運動会に参加し、ファンからの煽りに応えホソクさんの介助のもとウィンドミル紛いの激しい動きを繰り出すなどしました。

 

*9:プレビュー動画でユンギヒョンが言ってたよ。

*10:公式画像の出どころ不明なので貼らないけど、BEのQRコードの日本語直筆メッセージでジョングクが使っていた「なにとぞ」

*11:

デビュー当時から、というのであればここでバンジェロを貼るべきなんだけど、デーちゃんのヤバさも見てほしいからWARRIOR貼ったよ!!!!!デーちゃんのパワフルボイスほんまたまらんし、これ実際にダンスしながら歌ってたのは俺の、BABYの誇りよマジで。

これはオタクの戯言として許してほしいんだけど、バンタンの素地を作ったのはBAPだと思ってるよ。中小事務所のアイドルとしてひとつのロールモデルになってたんじゃないかなぁって、傲慢にも思う。まぁ箱開けて見れば事務所ガッタガタで訴訟になったりデーちゃんが元気なくなったり色々あって、華々しさは消えちゃったけどね。Bighitほどの、もう少しの寛容さがあれば色々と違ったんだろうなぁ……。

*12:

とか言いながらArarioのMVを貼る天邪鬼オタク。ちょうどサンナムジャと活動期間がかぶってたのがArario。当時たぷどにハマった友人に教えられながらArarioのスクショを参考に名前と顔を一致させたはずだけど、もうほぼ忘れてしまったな……。小僧(ハンソル)(友人界隈でつけられてたあだ名)かわいい。