激情の代理オタク

毎日暑くて息をするのも大変なみんな〜!!いかがお過ごし〜!?私はね、このドチャクソ暑い8月中にお兄さまたちのライブを2回も見に行くことができたから✨𝓥𝓔𝓡𝓨 𝓗𝓐𝓟𝓟𝓨✨な気持ちでレポを書くつもりだったんだけども、THE BAWDIESはGO-GO!!チャンネルで公開された怖い話対決の動画を見て「これはオタク黙っていられねぇ案件だな」と思って、右手の拳を強く握りしめながら飛び出してきちゃった!ということで早速感想書いてくね!

前置きから怖い話披露まで ~四股名に拘る渡辺社長~

youtu.be

今回のTHE BAWDIESはGO-GO!!は、メンバー4人が即興で怖い話を用意し対決するという企画だった。創作だろうが実体験だろうがスタイルは問わず、3分間の怖い話+四股名を制限時間15分で準備するというルール。

対決に入る前に「心霊スポットに強制ロケ」が今回の罰ゲームになると発表され、怪談が好きなマーシーさんは「負けてもいい」と言うぐらい喜んでいた。罰ゲームのはずなのに、マーシーさんだけご褒美感があるので、「マーシーは罰ゲームとしてサンリオピューロランドに連れていく(たあ坊の格好で)」って話が出たけどそれ見たすぎ!!!!たあ坊の格好は別にしなくてもいいけど、ふわふわで丸いキャラクターたちの世界に入り込むマーシーさんは世界を癒す力がきっとある!!!!あははって笑いながらキャラクターと一緒に写真撮ってる様子を想像するだけでオタクはセロトニンが分泌される!!!(自己治癒に長けたオタク)

怖い話をフォーカスしたいところだけど、四股名のせいで内容が全然入ってこないんだよ!「俺の封印されし右腕が、ついにこの静寂を破り目醒めるときがきたようだな……」とか言いそうな闇口魔死、漢字で書くと堅い印象なのに名前はルナなので美少女Vtuberっぽい丑三月、シンプルなのに破壊力抜群のJun、恩返しに来そうだし出オチ感半端ない笠地蔵、っていう個性溢れるネーミングセンスに腹がちぎれたね。オタクのお気に入りはJun。自己紹介するときの溜めがズルい。

そして本題である怖い話へ。マーシーさんは先輩から聞いたというお話を3分にまとめ上げ、タクさんは自身の趣味であるキャンプを題材にした怖い話を披露。ジムさんは金縛りの実体験を話し、ロイさんもライブ後のホテルでの実体験を聞かせてくれた。怖い話をするなんて初めてと言いながらも、しっかりとした話に仕上げてくる3人すごくない?特に実体験をベースにしてるジムさんとロイさんの話は、描写にリアリティがあった。ここでもオタクのお気に入りはJun。エピソードをまとめると「強制的に寝返りを打たされたら枕元で刀鍛冶が刀打ってた」なの、客観視するとじわじわくる。怖さよりもじわりが勝ってる。

全員の怖い話お披露目が終了して、スタッフが審査員として協議に入っていく……んだけど、オタクが無邪気に笑っていられたのはここまででした。結果発表後、自分の感情が180度反転することになるとは思っていなかったのでした……。

※オタク、ここからマジトーンに変わります

結果発表 ~オタクの怒りと、マーシーさんの怒りたさ~

スタッフの方々が審査を終え、ついに結果発表。1位 ロイさん、2位 タクさん、3位 ジムさん、そして真打のマーシーさんが4位という結果に。お漫談の帝王であり、ロックンロール界の綾小路きみまろであるロイさんが1位の結果になったのは大納得。内容としても、怪異がはっきりとしないまま終わってるところが絶妙。たとえ怖い話であろうとも話芸であれば結果を残す渡辺社長、さすがです👏💐

4位になったマーシーさんは評価を聞くのをはじめは拒否したものの、「最下位の奴が評価を聞かないのはヤバい」と促され、審査員からの評価を聞くことに。話の内容が「全体的によくわからなかった」という評価コメントのあと、それに続く言葉が、私の心に引っかかった。

「ちょっと……これ……会場でやってるの大丈夫なのかなって」

ハァ~!?さすがにド失礼がすぎない~~!!??数年間、怪談師としてイベントや番組に出演している人に向かって大変大きなお世話なんですけど~~!!??ってキレながらオタク、泣いちゃいました✌︎('ω')✌︎ このあとに続くマーシーさんの「もうやめるよ」「辞めます」って声に滲む悲しさが本当に切なくて、マーシーさんをアップにして\ドドン/とかいう音つけて面白おかしく編集してる場合じゃなくない!?って本当に悲しくなった。スタッフの発言を聞いた3人が即座に止めに入ってたことが唯一の救い。まぁロイさんはその後、「もっと長いと、もっとわからなくなりそうだね」と言って塩を送ってくるんですが……(通常運転)。

確かにマーシーさんのお話は1度聞いただけでは情景を思い浮かべるのが難しかったとは思うし、順位については私も妥当な評価だなと感じたよ。でも、だからといってマーシーさんの怪談師としての活動自体を疑う必要はないんじゃない?それなりにプライドを持って怪談師の活動だってされてると思うよ。怖い話や怪談っていうマーシーさんが好きなことを題材にした企画だったのに、マーシーさんの自尊心が傷つきかねない展開になってしまったのが残念だし、オタクはとても悔しい。

これは私の意見だけど、スタッフさんの「会場で大丈夫なのかなって」っていう発言に対して、マーシーさんは怒ってもよかったと思う。「なんでお前にそこまで言われないといけないの?」って言い返したってよかったんじゃないかと思うよ。でも、そうやって反射的に怒ったりしないのがマーシーさんなんだろうなとも思う。何かを発言しようとして「なんでもない」って言葉を飲み込んでたし、言いたいことはあったはずなのに、「もうやめるよ」っていう言葉に着地してた。ここでの「やめる」発言は拗ねてるって捉えられそうだけど、私は自尊心を守るために”撤退”を選んだように感じた。怒りの矛先を外側に向けるんじゃなくて、自分自身に感情を向けて引き取ったように見えた。

ここで思い出すのが「電電電波」の「人生初体験チャレンジ」という企画の中で「怒ってみたい」と言って、怒ることに挑戦していたマーシーさんのこと*1。「マーシーは怒らない」って言われてたんだけど、そのとき私は「怒らない」んじゃなくて「怒れない」、さらに踏み込んでいうと「怒り方がわからなくなってる」んじゃないかなって思った。「怒ってみたい」って気持ちがあるってことは、「感情を表に出したい」っていうことだと思うんだけど、その表現が上手くできないんだとしたら……。「電電電波」を見た当時も「自分の感情を抑圧するのが常態化してたら切ないな……」ってオタクは考えてたけど、今回の動画を見て、よりその思考が深まってしまったところがある。この私の考えは、スタッフさんといい勝負レベルでマーシーさんに対して大きなお世話でしかないんだけど、マーシーさんが傷つかずに、自分の感情をそのまま表現できるような環境にいてほしいなってオタクは思うよ。マーシーさんのそのままが尊重される世界であってほしい。怪談を朗らかに話せる場所がマーシーさんにとってその役割を果たしていた可能性があるからこそ、冗談だったとしても「やめる」って言わせてしまったことは罪深ぇなって思っちゃう。

タク様のお言葉

マーシーさんの「辞めます」発言を聞いて泣いてしまったオタクが慰められた、タクさんの言葉をいくつか動画の中から抜き出させてもらうね。

「これはでも、さっき言ってたけど、マーシーを庇うつもりじゃないけど、本当は3分の尺の話じゃないんだって。本当はもっと長いんだって。」*2

「なんか事前にこうじゃあ、『来週撮影するから、こういう感じでやってくれ』とか言われたら、もっとやりようあったな」*3

「ただやっぱその、俺ら(怪談の話し手初体験の3人)はさ、失うものはないじゃん。失うものはないから別に。罰ゲームは嫌だけど。」*4

タクさんは「マーシーを庇うつもりじゃない」って前置きをしながら発言をしていたけど、私はマーシーさんをフォローしてくれてるなと感じたよ。マーシーさんの怖い話の背景情報を伝え、企画自体にもっと改善できる余地があったこと、そして怪談師としての顔を持つマーシーさんと他3人では置かれている状況が違うために今回の結果・評価によってマーシーさんの顔に泥を塗ってしまう可能性があったこと。状況を客観的に見て、言葉にすることで釘を刺してる。動画の空気を壊さないようにしながら、気づきを促すようにもっていく姿勢が、タクさんなりの誠実さであり優しさなんだなって感じた。控えめに言って結婚してほしい(アイドルと同じノリで物を言うな)。

ウェ~イ!運営さん見てる~?(見てない)

メンバー4人の関係性も、スタッフさんとの距離感も、ファンの私には実体がどうなのかは知る由もない。こうやってズバズバ言い合うのが普通の関係なのかもしれないし、私が心配しすぎな可能性もある。でも少なくとも私は、あの発言を聞いて「マーシーさんが好きなものを奪われた」ように感じて、めちゃくちゃ悔しかった。前半が面白かっただけに悔しさ倍増!!!!!

とはいえ、バンドを盛り上げるために企画を考えて撮影し、動画を編集して、毎週月曜20時という決まった時間にアップロードしてくださっていることには感謝してる。ステージ以外の場所で活躍しているメンバーの姿を見れることはとても嬉しいし、youtubeで気軽に見れるし布教もしやすいし話題にも出しやすいし、嬉しいことだらけ!なんだけど!!ファンはメンバーのポジティブな姿を楽しみにしている人が多いと思うし、悲しい気持ちになるようなシーンはやめてもろて。運営を断罪するつもりはないけど、最低限のリスペクトは欲しいな。人に対しても、コンテンツに対しても。尊重や敬意が伝わる編集や言葉選びがあれば、安心して楽しめる人がもっと増えると思う。ワールドワイドなコンテンツを見ているオタク(私を含まない)を陥落させるには越えていきたい壁だよね!!!!

おわりに

モンペで過保護な繊細チンピラであり、MSDの党員*5である私なので、我慢ができずに怒りと悲しみを込めたブログを書いてしまいました。ポジティブなパワーを届けることを生業としているTHE BAWDIESについて、こんな記事を書くのは……とかって色々考えたんだけど、傷ついたかもしれないマーシーさんの心と、私と同じように怖い話対決の動画を見て悲しみを覚えた人の心に寄り添いたいと思ったから書ききりました。みんなの代わりに、私が怒っといたよ!!!!!

昨年の夏にTHE BAWDIESに沼落ちしてから日本のバンド畑に帰ってきた出戻りオタクなので、感覚がズレている可能性があることは十分に承知してます。にわか韓国畑から戻ってきた私が場違いで頓珍漢なこと言ってるって受け止められる可能性もあるだろうなとは思ってる。それでも、今回のことは人の尊厳にまつわる話だと思ってるし、界隈とか関係なく全人類に通底することだから書かずにはいられなかった……(主語が壮大)。厄介なオタクに愛されてしまいましたね、お兄さまたち…🫶✨

ということでね、オタクは心霊スポット巡り回の先にある幻のサンリオピューロランド回を期待して待ちたいと思います。たあ坊だけじゃなく、4人で行ってね!!!??それぞれのメンカラに対応したカチューシャをつけた4人の姿を勝手に待っとくね!!??マーシーさんはクロミちゃんだからね!!???バツ丸にいかせないからね!!!?????でも、嫌だったら尊重するから、嫌だって言ってくださいね~🐰

*1:

video.unext.jp

ギャルにリスペクト向けちゃってるタクさん(突然パラパラ踊り始める肝の座りっぷりにメロついちゃうんだよね……)、怒れなくて突然漫才師になるマーシーさん(メンバー3人が容姿チェンジ中、取り残されて気まずい空気流れてるところも含めてマーシーさんだった)、ジムさんは広末涼子になり(「あのちゃんと同じ髪型にしたい」って言ったジムさんがメンバー3人から「キモッ」「めちゃくちゃキモいよ」って言われるの珍しい場面だった気がする。ジムさんがキモいって言われることなくない!?)、ロイさんはチョコプラの長田さんに見え(ウケるウケない関係なくずっとロイ節を貫いてた社長、マジでカッコよかったです)、淡々と全員に事故画像が爆誕したすごい番組だよ!

*2:動画内 26:48

*3:動画内 28:40

*4:動画内 29:14

*5:マーシーさんの幸せが第一党の略